イタリアボローニャ国際絵本原画展2011
秋分の日、イタリアボローニャ国際絵本原画展2011に行って来ました。
西宮市大谷美術館。
祝日に遅くに入ると混んでゆっくり見れなくなるので、開館と同時に入れるように頑張りました。
ドライバーとして旦那サンをたたき起こし・・!
旦那サンは人混みは嫌いだけど絵や写真などを見るのは嫌いじゃないはずです・・
毎年イタリア・ボローニャで開かれる国際絵本コンクール。
その入選作品が展示される、という展覧会です。
プロでもアマチュアでも誰でも出品できて、絵本作家になるための登竜門のひとつなんだそう。
既に出版されている内容のものを出品しても良いし、もちろんオリジナルでも良い。
入選作品の中から出版に至る場合もあるようです(イタリアの出版社が多そうなかんじだった)。
イタリア、スペイン、フランス、カナダ、イラン、韓国etc・・・
日本人による入選作品も少なくなかったです。
作品は5枚で構成されていて、文はついていません(それぞれのページのタイトルが文にあたるのかも)。
一連の5枚の絵から、物語をほとんど想像する感じ?でしょうか。
皮肉いっぱいのメッセージが込められているものもあれば、ひたすらかわいいものもあり・・
お話がつながっていると思って見ると頭を抱えてしまうようなものもあったり(^ ^;
そういう「ムズカシイ」「コワイ」作品は、ある意味子どもの頭で見たほうが楽しめるのかもしれません。
ドイツの作家さんで名前は忘れちゃったし作品のタイトルもうろ覚えなんだけど、『ぼくが夢中になっていること』(だったかな?(^ ^;)などは大好きなタイプ!
コラージュ作品で、絵を見てるだけではなんのこっちゃわからなかったけども、それぞれのページのタイトルを見ると、思わずにんまりしてしまいました。
「あ~・・あるある!そうやよな~」みたいな(笑)
しかも顔が大人だし、頭が何かに刺さってるんだけど上下が逆だったり・・むちゃくちゃなのです。
フィリップ・ジョルダーノ(『まっくろくろのおばけちゃんのぼうけん 』の人)の『かぐや姫(La princesa noche resplandeciente
)』 なんかは新しすぎる&怖すぎ!
あれは夢に出てくる怖さです・・・
(アナログの)コラージュを用いている作品が多かったかな?(流行っているのでしょうか・・?)
あと、フォトショップで仕上げているものも。
どれも、「CGでここまでできるなんて、手で描く意味って・・・」て思っちゃうぐらいの仕上がり。
アウトプットはどうしているんだろう・・やっぱり特殊な印刷機使ってるのかな・・?
多くの作品が「混合技法」なのに対して、たまに「鉛筆」だけ、「ペン」だけなど超シンプルな技法で描いた作品などもあったり、いろいろあって、おもしろかったです。
ミュージアムショップで最近赤ちゃんが生まれた友達へのプレゼントとして絵本を2冊購入して、その日は終了しました。
今回もギリギリ滑り込みでした(25日で終了)。
関西はもう終わっちゃったけど、今年中は愛知と石川で見れるみたいです(参考:2011イタリア・ボローニャ国際絵本原画展 巡回情報)。
以下、美術館の写真です。
↑建物の裏側までこんなお庭が続いているんだけど、帰りに見て帰ろうと言ってたのにすっかり忘れて帰ってきてしまった(^ ^;
↓入り口。かわいいくまちゃん(『おはなし・くろくま』たかいよしかず)のお出迎え。
↑入ってすぐのホール。裏の庭が静かにのぞめます。
朝イチ、人で込み合う前に写真に収めました。
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